ECコンサル アラタナはeコマースを中心とした「新たな○○を創造する」会社です!

楽天・自社ネットショップの多店舗出店は注意しないと売上が半分になる?!

アラタナの山本です。

ネットショップの多店舗展開をされている運営者様に興味深いデータが作れたのでご紹介したいと思います。
ネットショップを運営している方は、「自社ネットショップ運営と楽天モール出店」でしたり、「楽天やヤフーショッピング等の複数モールでの出店」など多店舗出店されている方も少なくないですね。
今後、ネットショップの多店舗出店を予定されている方も是非、今回ご紹介するデータを参考に今後の注意点を考えてみてください。

内容はネットショップの多店舗出店の運営効率を向上するために活用される商品一括登録などによる重複コンテンツの注意点について検討頂けるものになります。

 

さて、早速ですが、「重複コンテンツが多いと検索エンジンからの評価が下がる」という注意点を聞いたことはありませんか?
重複コンテンツの注意点はネットショップの多店舗出店に限った話ではないですね。
以下記事に詳細が書かれています。

「重複コンテンツはスパムでGoogleにペナルティを受ける」は、なぜ間違いなのか
Googleが考える重複するコンテンツ

 

Googleが重複コンテンツを評価しない理由

Googleは重複コンテンツは評価しない

あるキーワードの検索結果のほとんどが同じ内容の記事(重複コンテンツ)だと、検索したユーザーは欲しい情報に到達できない可能性が高まることになります。

 

Googleは優良な検索体験を提供することが目標なので、欲しい情報に到達できない事象は課題と捉えており、似た記事(重複したコンテンツ)は検索上位から排除したいと考えています。

 

そして、重複コンテンツを排除するために、重複コンテンツに対しては、その中で、一番優先度が高い記事を評価して、その他は評価しないロジックを適応することで重複コンテンツの排除を実現しています。

 

さて、この話をネットショップに戻した場合、

  • 商品紹介文などをメーカーから支給されたデータを使っている
  • 本店とモール店などの多店舗出店をしているネットショップが商品一括登録ツールなどを利用している(本店と楽天などのモール店で内容が被り、重複コンテンツに)

などが重複コンテンツが起きる事例としてあげられます。

 

下図は重複コンテンツになっていたサイトが、2013年4月にgoogleの検索ロジック改定に影響を受けて、インデックスの量が激減した事例です。

1

あなたの楽天モールや自社ネットショップも、2013年4月からアクセスや売上の変化はなかったでしょうか?

 

同じ時期以降、アクセスや売上が停滞したり、下がってきているなどの影響があれば、ぜひ、本ページを参考に重複コンテンツと判断されてgoogle検索から排除されている可能性を確認して頂ければと思います。

また、現時点では影響をうけていなくても、ネットショップの重複コンテンツにリスクを感じている人もいるかとは思いますので、どの程度影響があるのか?を示しつつ、影響を最小限に抑える方法を模索していきたいと思います。

 

ネットショップの多店舗展開とは

そもそも、ネットショップにおける多店舗出店とはどのような形態なのでしょうか?

 

多店舗展開とは

  • 自社型サイト以外にも、モール型のネットショップを同時に運営する
  • 楽天モール以外にも、ヤフーショッピングやアマゾンなど他モール等も同時に運営する

など、売り場を広げる施策です。

 

現在、数多くのネットショップが多店舗展開をしており、楽天SOY受賞店舗の多くが、楽天モール以外にも多店舗展開を行っている実情があります。

2

出典元:http://www.slideshare.net/ec-campus/e-25541077

多店舗展開をする理由に関しては

  • ネットショップへのアクセスを面で抑えて、アクセス(売上)の最大化を目指す
  • 多店舗展開することにより事業リスクを低減する

などがあげられます。

 

 

がしかし、、、実際には、重複コンテンツの注意点をしっかり抑えなければ多店舗運営しているネットショップは、狙いとはまったく逆の結果になっている事例があります。

まずは、その原因を考えてみたいと思います。

 

 

モールへ多店舗展開したら自社サイトのアクセスが下がってしまう?

 

楽天モールなどにネットショップの多店舗出店をした運営者様の狙いは

「ネットショップへのアクセスを面で抑えて、アクセスを最大化したい」かと思います。

 

狙っているイメージは、下図の左側でしょう。

3

上図左のように検索上位A~Dまでを多店舗出店しているネットショップ各店舗で抑えられれば、検索ユーザーの目に留まる可能性が高まりますね。
しかし、狙いに反して、実際は上図右の「実際のイメージ」になってしまいます。

 

A~Dのサイトの内容(コンテンツ)をそれぞれ独自のものにして、且つ、ほかの競合サイトより優れた内容にしていれば、狙っているイメージに近いことができるかもしれませんが、、、作業の負担がサイト数分増えますので、コピーっぽい運用になるのが実情だと思います。

 

そうなると、googleはA~Cのサイトの中で、最も優先度が高いと判断したサイトだけを表示して、それ以外サイトは重複コンテンツと見なし、評価を下げる結果になります。

極端な概要としては、下イメージ図のような傾向です。

4

実感値になりますが、自社サイトを運営中の方が多店舗出店し、楽天などのモール出店した時に、自社サイトのオーガニック検索の流入数が減っていく事例が多いかなと感じます。

これは、楽天などのモール店ドメインそのものがもつパワーが要因ではないかと推測しています。(自社サイトのドメインより、楽天などのモールのドメインの方が、古いし、ぶら下るコンテンツも多いので強いなど)

 

多店舗出店中のネットショップのアクセス状況

次に、実測値をご紹介したいと思います。

 

ネットショップに限らず、複数のサイトで確認できた現象として、2013年3月~6月に実施されたGoogleのロジック変更が顕著です。

5

 

重複コンテンツの度合いを、2つに分けてまとめています。

  • 【コンテンツA】トップページ、カテゴリーページ、商品詳細ページがほぼ同じ
  • 【コンンテツB】商品詳細ページがほぼ同じ

 

どのサイトも、アクセスダウンの影響は自然検索経由の減少です。

しかも、重複コンテンツの度合いが大きい【コンテンツA】の方が、影響を大きく受けています。

 

調査結果では、【コンテンツA】は平均50%ダウン、【コンテンツB】は平均20%ダウンの自然検索経由のアクセスがダウンしてしまいました。

 

ネットショップの多店舗出店での注意点まとめ

 

ネットショップの多店舗出店をする際に、業務効率を上げるために一括登録系のツールを導入することは悪いことではないと思います。

しかし、重複コンテンツによるマイナス評価の注意点を知って置かなければ(考えずにやると)アクセスが半減し、結果、売上も半減するリスクがあることは知っておくべきだと感じています。

 

また、「なるべく影響を抑えるために」「運営負担が過剰に高まらない現実的な範囲で」(出筆時点のお話にはなりますが)・・・との観点で、楽天・自社ネットショップの多店舗出店する時の注意点をまとめると

 

  • タイトルタグ(商品名、カテゴリー名)は各店舗で可能な限り個別化する
  • カテゴリーページのコンテンツはコピーしない
  • 自社ネットショップはカテゴリーページをがんばって作り込む

 

があげられます。

 

また、カテゴリーページをがんばって作り込むいい事例としては以下の2サイトを紹介します。

2サイトとも、キーワードも意識された優良なカテゴリーページを持っていますので、ぜひ、参考にされてください。

jirei2

jirei1

 

また、上記にプラスして、「ECサイトで自社サイトと楽天ショップの重複コンテンツを防ぐ方法」の中で具体的な施策がまとめられていますので、ぜひ参考にして重複コンテンツの注意点を考慮した多店舗展開を目指してみて下さい。

この記事を書いた人

EC業界の今