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【人事担当向け】採用面接の仕方「良い人材を見極める方法」

こんにちは。アラタナの舩山です。
今回は企業が成長を目指す上で特に重要である「採用面接」について取り上げます。

前回は「営業マネジメント」について書いていますので、こちらもぜひご覧ください。

私はアラタナに入社する前、人材関係の会社に約12年ほど勤務したのですが、採用面接で2,000人以上の人に会ってきました。
また、アルバイト求人誌の営業・運営をしていたので、商談相手の多くは中小企業の経営者のみなさんでした。
経営者の方々は「人材」「採用」について悩みを抱えている場合がとても多いです。

ということで、今回は「人材」「面接」について考えてみたいと思います。
これから採用活動を行う面接官、管理・人事採用担当者の方々の参考になれば幸いです。

目次

採用面接の際に忘れてはいけないこと

採用面接の際、人となりを見極める質問の仕方

3.まとめ

採用面接の際に忘れてはいけないこと


ここでは基本的なことなのですが、採用面接をしているときに忘れてしまいがちなことあらためて見直してみましょう。

①応募者は緊張している。リラックスできるようにしよう

人は「相手によく思われたい」という気持ちが強くなると、自分自身にプレッシャーをかけてしまい緊張してしまいます。

採用面接の応募者も例外ではありません。
「受かりたい」「よく思われたい」という気持ちが、ものすごく強くなっています。通常では考えられないくらい。

緊張した状態では、素の自分を出せないことが多いです。
面接をする側としては、応募者の素の状態をみたいのに、これでは目的を達成できません。
採用面接の際には、応募者がリラックスできるような雰囲気をつくりましょう。

「圧迫面接」という方法も存在します。
高圧的な態度で面接を行い、応募者のストレス耐性や臨機応変な対応をみるという採用方法です。
私の場合、新卒で入社した会社の最終面接で圧迫面接と出会いました(笑)

圧迫面接というものを受けたのが初めてだったのでビックリしましたが、逆に心はどんどん冷静になっていきました。
「社会人になったら、こういう風にまったく話を聞いてもらえないこともあるんだろうなぁ」とか「どうやったらこの人に興味をもってもらえるだろうか」と考えながら面接を受けていました。

圧迫面接はレアケースだと思いますので、基本的には採用面接に来た応募者がリラックスできるようにしてあげることが重要です。

②面接官も応募者に選考されているという意識でのぞむ

「面接」という言葉は面接官が応募者を面接しているイメージを抱かせてしまいますが、忘れてはいけないことがあります。
面接官も応募者に面接されているという事です。

面接官の態度や印象で、会社のイメージが決まってしまうことは非常に多いです。
応募者に「なぜ当社を志望したのですか?」という質問をすると「面接をしてくださった方の印象がよかったから」という返事が返ってくることはとても多いです。
抱かれる印象がプラスイメージであればいいですが、実際にはマイナスイメージを抱かせてしまっていることも少なくありません。

以前、採用して無事に入社してくれた人に言われたことがあります。
「舩山さん、面接のときにめっちゃアクビしてましたよ」と・・。
こちらとしては、別に退屈だったわけではなくて本当に疲れていたり、いろいろと事情があったんだと思います。

面接官としては、もはやその時の状況すら覚えていないわけですが、それもこれも面接に来てくれた人にはまったく関係ないわけです。
そのときの面接官の行動で企業の印象が決まってしまいます。反省・・。

実際には、企業や面接官と応募者は対等な関係であることが望ましいですし、謙虚なスタンスで採用活動に臨むようにしたいところです。

③待っていても採用はできない。積極的に口説くこと

採用側は、応募者に対して「自社の魅力」や「自社に入社したらこんないいことがあるよ」ということを伝えて、熱意とともに口説く必要があります。

弊社のようなベンチャー企業の場合、大手企業のような給与や待遇は用意できません。
応募を待っていてもなかなか集まりませんし、内定を出してからもフォローすることが大切になってきます。

かくいう私は、新卒で入社した企業には、まったく口説かれませんでした。
当時の私は、他社の内定を1社ももらっていなかったので、逃げる可能性がないと思われていたんでしょう。
入社した後に知ったことですが、他社の内定をもらっていた同期連中は、入社前にうなぎや焼肉を何回もご馳走になっていたそうです。

私は「絶対にこいつらに負けない!」という気持ちに火がついて頑張れたので、私に対する採用マネジメント方法としては「口説かない。フォローもしない」というのが、結果的には効果的だったわけです(笑)

私のようなケースはまれかと思いますが、採用するために「口説く」、入社してもらうために「口説き続ける」ということが必要となります。
自分たちがほしいと思う人材は、他社にとってもほしいと思う魅力的な人材であるということを理解しましょう。

採用面接の際、人となりを見極める質問の仕方

見極めるポイント
中小企業の経営者の方から、採用面接の際に「何を質問すればいいのか分からない」と言われることが数多くありました。
どんなことを質問すればいいのか、人となりを見抜く質問の仕方をまとめます。

また、面接を受ける応募者へのアドバイスも併記してみます。

④未来の話ではなく過去の話を聞く

身も蓋もない言い方をすると、応募者が話す未来の話は信頼できません。
思っていないことでも適当に言えるからです。

アンマッチを防ぐために「本人が将来やりたいこと」、「未来の話」を質問することは必要です。
しかし、企業側が知りたいのは「本人がやりたいこと」そのものではなく「なぜ、それをやりたいと思うのか?」「やりたいことのためにどれくらい頑張れる人なのか?」という点です。

企業側は採用で失敗したくありません。
特に中小企業の場合、会社の人数が少ないので採用した人が活躍してくれるかどうかは、会社の命運を大きく左右します。
企業側はできるだけ採用のリスクを減らしたいところです。

自社に合った人かどうかを判断するためには「過去の出来事について、ひたすら深堀りして質問する」ということが有効です。
不確実な未来の話を延々と聞くよりも、変えることができない過去の話をじっくりと聞いた方が、人となりを理解できます。

ウソをつこうと思えば過去の話でもウソをつくことはできますが、深堀りして質問をしていくと、どこかで「おかしいな?」と感じる部分が出てくるはずです。

特に、「進学」「就職」「転職」といった節目の出来事について「なぜ、その選択肢を選んだのか?」「どういう考え方で、その結論に辿り着いたのか?」と質問をしていくと、だんだんとその人が

・何を大切にしていて
・どんなことを考えて
・どういう行動をする人

なのかという個性が見えてきます。

また「成功」「挫折」「苦難」という出来事も、その人が見えてくるポイントなので質問を繰り返します。

面接を受ける側である応募者向けのアドバイスとしては「面接での質問に対する回答で正解はない」ということです。

採用面接の回答自体は、本当になんでもいいんです。
採用面接で言っちゃいけないことなんてないんです。

これは声を大にして言います。
「自分の言葉で、自分の考えをできるだけ具体的に話す」ということが大切です。

⑤「なぜ?」「具体的には?」を繰り返す

採用面接において過去の話を質問していく際のポイントは「なぜ?」と「具体的には?」を織り交ぜて聞くことです。
以下は、新卒者を面接する場合の質問例です。

就職活動は、どんな業界を回っているのですか?(具体的)
なぜ、その業界を回っているのですか?(なぜ)
なぜ、その業界以外を回らないのですか?(なぜ)
その業界を希望するようになったのは、どのタイミングからですか?(具体的)
なぜ、そのタイミングで希望するようになったのですか?(なぜ)
何かきっかけがあるのですか?(具体的)
なぜ、この職種を希望しているのですか?(なぜ)
なぜ、就職をしようとしているのですか?(なぜ)
なぜ、高校卒業時に大学進学を選んだのですか?(なぜ)
なぜ、◯◯大学の◯◯学部を選んだのですか?(なぜ)
◯◯大学は第一志望だったのですか?理由はなんですか?(具体的)
第一志望ではない◯◯大学に進学する際、どんな気持ちでしたか?(具体的)
なぜ、浪人という選択肢を選ばなかったのですか?(なぜ)

といった具合です。

面接を受ける側である応募者向けのアドバイスとしては
「なぜ?」「具体的には?」という質問に答えられるようにしておく必要があります。

面接官がどうにも困ってしまうのは、応募者の「あいまいな返答」です。
質問をされたら具体的に答えましょう。理由を答えましょう。

質問
「なぜ、当社の営業職をやってみたいと思ったのですか?」

いまいちな回答例
「いろいろな人に会える仕事だからです」

いい回答例
「いろいろな人に会える仕事だからです。特に経営者の方たちに会えるのが魅力です。なぜなら~~だからです」
といった具合です。

⑥ダメなところではなく、いいところを見つけ出す

採用面接をしていると、応募者のダメなところばかりが目についてしまうことがあります。
一度ダメなところが気になってしまうと、あれもこれもダメに見えてきて「不採用にする理由」ばかりが頭に浮かんできてしまいます。

採用をするために面接をしているはずなのに、応募者を不採用にするために面接をしているような状況になってきてしまいます。

面接官は、応募者のいいところを探しましょう。
目の前で面接を行なっている応募者は、数ある企業の中から見つけて選んで応募してきてくれたのです。

応募者のいいところを探して探して探して、それでもどうしてもマッチングしない場合に不採用という結果になります。

面接を受ける側である応募者向けのアドバイスとしては「面接を受ける側も、自分のいいところを具体的にきちんと伝えよう」ということです。

しかし、自分のいいところは、自分だけでは意外と分からないものです。
そういう場合は、周囲の人に「自分のよさはどういうところだと思うか?」とガンガン聞いてみてください。
最低でも10人に聞いてみてください。
そうすると、自分のよさが少しずつ明確になってきます。

⑦応募者が結論から話さなくても、最後まで聞く

面接をしているとよくあるのがこれです。
特に新卒を予定している学生は、こちらの質問に対して結論を言ってくれない場合が多いのです。

当たり前ですよね、そういうトレーニングを受けていないので・・。
自分のことを振り返ってみても、「結論から話す」ということが学生のときはまったくできませんでしたし、社会人1年目もなかなかうまくできず、かなり苦戦しました。

応募者が結論から話さず、前段から話し始めたり、こちらが聞きたいことではなく本人がアピールしたいことを話し始めたとしても、最後まできちんと聞きましょう。

面接を受ける側である応募者向けのアドバイスとしては「相手の質問に対して、結論から答える」「相手の聞きたいことに答える」「自分が言いたいことは二の次」ということです。

結論から話をしてないと、相手は話がどれくらいの長さになるのかも分からず、どれくらいの注意力で話を聞けばいいのかも分かりません。
話の筋もわかりづらくなります。
結局その人の話を聞くのが、ものすごくしんどくなってきてしまい肝心の中身が相手に届かなくなってしまいます。

面接官は、質問に対して簡潔に結論から答えてほしいと考えています。
まず「結論」。
その後に「理由」「背景」「具体例」という順番で答えてほしいのです。
例で考えてみましょう。

質問
「なぜ、当社の営業職をやってみたいと思ったのですか?」

いまいちな回答例
「私は、広告業界とIT業界を中心に就職活動をしています。人と接するのが好きなので、学生時代は、~~サークルを立ち上げてきました。人の役に立つことが好きですし、人と話すのが好きです。~~~~と思っていて、~~~です」

いい回答例
「将来、自分でECサイトをやってみたいと思っているからです。ECサイトの運営に必要な知識を身につけたいので、御社の営業の仕事をするのが近道だと考えました。なぜ、そう思ったかというと、~~だからです。」

違いはわかりますよね。
いまいちな場合は、相手の聞きたいことではなく、自分の言いたいことを言ってしまっています。
また結論ではなく、自分の状況から話し始めているので聞いている方は、何がなんだかよく分からなくなってきてしまうのです。

まとめ

まとめ
良い人材を見極めるための採用面接の仕方まとめです

①応募者は緊張している。リラックスできるようにしよう
②面接官も応募者に選考されているという意識でのぞむ
③待っていても採用はできない。積極的に口説くこと
④未来の話ではなく過去の話を聞く
⑤「なぜ?」「具体的には?」を繰り返す
⑥ダメなところではなく、いいところを見つけ出す
⑦応募者が結論から話さなくても、最後まで聞く

採用面接をする側も、される側も、お互いがお互いをもっと知ることができて、いい出会いがたくさん生まれて、楽しく働く人がもっともっと増える。
そんな世界が実現できるといいなと思います。

「仕事が楽しいと、人生が楽しい」

1日24時間のうち、8時間以上仕事をしている人が多いわけなので、この言葉はまさにその通りだと思います。
こう考えると、楽しく働かないと人生がもったいないですね(笑)

そして「仕事を楽しくして人生を楽しくする」ためのきっかけになるのが採用面接です。応募者ひとりひとりを大切に、今日も張り切って面接していきましょう!

人材採用について執筆した「【人事担当向け】良い人材を採用するために大事な2つのこと」こちらの記事もどうぞ

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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