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海外向けネットショップ、英語対応だけでは集客が越境せず

 

「海外向けネットショップを構築すれば、海外からの注文が沢山入りそう。」
そう考えて、英語対応のネットショップの構築を検討される方もいるのではないでしょうか?
このページでは、海外向けネットショップを検討している方向けに、意外に検討漏れしておられる集客のデータをお伝えしたいと思います。

 

あらためましてこんにちは、アラタナの山本です。
この記事で活用したツールは、www.similarweb.comです。
ツールの詳しい内容はこちらの記事をご覧ください

 

まず、サンプルにしたサイトは、ebayです。

英語対応していれば、自国以外の英語圏からのアクセスも沢山あると考えるのは普通です。では、実際どうでしょうか?

 

集客はローカライズ(特定地域からに限定)されている

ebay.com(アメリカ)

ネットショップ 海外 英語
「SimilarWeb」 より

 

ebay.ca(カナダ)

ネットショップ 海外 英語
「SimilarWeb」 より

 

Ebay.co.uk(イギリス)

ネットショップ 海外 英語
「SimilarWeb」 より

 

ebay.ph(フィリピン)

ネットショップ 海外 英語
「SimilarWeb」 より

 

調査した所、海外各国のEbay共に、自国からのアクセスが7割り以上の状況です。

カナダとアメリカは地理的にも近いので、そこそこ両国からのアクセスがあるのが特徴です。

人口がアメリカと比べて、1/3(フィリピン1億人、アメリカ3億人)のフィリピンでも、その多くが自国からのアクセスです。

 

つまり、海外向けに構築された英語サイトだから全世界からアクセスがあるなのか?でいくとNO、ウェブサイトの情報はローカライズされていそうと言えます。

ちなみに、この傾向はアマゾンもEstyも大きく変わりませんでした。

 

fab.comですら、アメリカ以外からの集客は少ない

ネットショップ 海外 英語
「Fab」TOPページ より
 

ebayは「海外各国に展開しているので、地域別にドメインが違うから、この傾向は当り前では?」という疑問に答えるために、世界中で注目されているfab.comを調べてみました。

すると、ebayと同じく、7割程度が自国からのアクセスです。

ここでも集客はローカライズされています。

 

ネットショップ 海外 英語
「SimilarWeb」 より
 

つまり「海外向けネットショップを構築すれば、海外からの注文が沢山入る」という事にはならいといえます。

 

ちなみに、fab.comには、eu.fab.comというサブドメインで運用されているヨーロッパ向けのネットショップがあります。

また、同ドメインの別ディレクトリーに、各国のトップページが配置されています。

こちらの、アクセスは海外ヨーロッパ各国から平均的にアクセスが入っています。

 

WEB集客がローカライズされてないと欲しい情報に到達しない

WEB集客がローカライズされている状況は観測結果から把握できたとして、仮にWEB集客がローカライズされていないと、どんなことになるのでしょうか?

 

「レストラン」を検索した時に、世界中のレストランの情報が閲覧できても、検索ユーザーにメリットはありません。

検索しているユーザー事体がローカライズされた情報を欲しているのです。

 

検索エンジンの目的は、「最高の検索体験を提供すること」なので、おのずと情報がローカライズされるべきなんです。

 

海外展開を考えた場合の、集客事例

WEBだから1つの英語サイトを作っておけば、グローバルというのは、少し乱暴な話ということが分かったかと思います。

同じ英語圏だとしても、成果を最大化するには、北米用、アジア用、ヨーロッパ用、オセアニア用など地域毎のサイトが必要になります。

まさにリアルビジネスと同じ様に、地域毎に最適な情報を作成していく事が重要になりそうです。

 

ちなみに、以下の様な記事もありますので、参考にしてみてください。

特定のエリア(国)でSEO対策をし、上位表示させる為に必要な5つの施策 ニュージーランドSEO編

 

また、事例として、以下のサイトがスタートしたようです。

ネットショップ 海外 英語
「ignition」TOPページ より

サーバーをホスティングしている場所を調べたかったのでIP検索したら、、、やはりアメリカに割り当てされています。

ネットショップ 海外 英語
「IPひろば」 より

更に、プレスリリースなど、海外(アメリカ)のメディアからもリンクを集めています。

Meet Kensuke Furukawa, the serial entrepreneur who founded Japan’s hottest lifehacking site

 

流石、nanapiさんだなと感心しました。

 

おそらく、日本とアメリカの広告のクリック単価のギャップを活用したビジネスモデルなども考えておられるんだろうなぁと感じました。

 

 

さて、如何だったでしょうか?冒頭の、

海外向けネットショップ、英語対応だけでは集客が越境せず

の意味はご理解頂けましたでしょうか?

 

もちろん、越えて来ないのは検索エンジン経由を指しますので、SNSを活用すれば集めるだけならできるかとは思いますが、購入につなげるのは苦戦すると思います。

【海外向けネットショップ展開で大切なこと】
①どの国をターゲットにするのか?(世界中は無理!)
②その地域の検索エンジンを理解し、サーバーのホスティングを、ターゲットの地域に設置する

など、海外展開を意識したSEO対策を検討していくべきなんだと思います。

日本内の展開では、気にしなくとも最適化されているので、考慮漏れしやすいから注意ですね。

 

さて、とはいうものの・・・

この状況を理解したのも、この記事を考えたからなので、私自身もこれからが勉強です(汗)

 

当社も英語対応サイトの実績は多数ございますので、海外からの集客に興味をお持ちの方はぜひ、ご相談ください。

この記事を書いた人

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