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私にもできる!キャッチコピーの作り方・コツ

あなたのお店や目玉商品には「キャッチコピー」ありますか?

キャッチコピーはお店や商品そのもの、または目指すビジョンなどを一言で言い表したものです。
初めてあなたのお店に来た人、商品を見た人に向けての最初のインパクトとしてグッとくるキャッチコピーの作り方・コツを掴んでみませんか?

キャッチコピーはブレない「指針」

キャッチコピーの作り方・コツと聞くと、例えばCMで聞くようなものや、ヒネリやスパイスの効いた、アイディア満載のコピーライターが作ったプロの仕事を感じるものをイメージするのではないでしょうか。
この記事では「私にもできる!」を念頭においています。キャッチコピーの作り方・コツの基礎ということで、まず行うべきキャッチコピー考案は、プロ並の崇高なものではなくても構いません。

例として、以下の様なネットショップのキャチコピーを考えてみましょう。

before-logo

ショップ名「JOURNEY MART」
ネットショップ歴「半年」
商材「オーナーが仕入れた海外の雑貨」

  • 情緒あるアイテムをセレクト
  • 在庫数は多くない
  • 北欧家具も少数だが取扱
  • 商品単価は主に2,000円~8,000円あたり
  • 50,000円程度のアンティーク系アイテムもある
  • オーナーの仕入れはシーズン毎で年間4回程度
  • 地元の輸入業者を通した安定的な仕入れもしている
  • ジャンルは北欧・アジア・インド・ジャマイカ・アフリカ・英国風など幅広い
※あくまで例です。是非、ご自身のネットショップ・商品でキャッチコピーを考えてみてください。

ステップ1◆「30文字以内ルール」を駆使しよう

キャッチコピーを考えるためには、「キャッチコピーは作文ではない」という点を念頭に置きましょう。「スッと入り込める文章量」を把握するために、まずは「30文字以内ルール」を設けることがコツです。

「30文字以内ルール」とは?

制限があることで、「必ず入れる言葉」「入れなくても良い言葉」の取捨選択がしやすくなります。
30文字であれば基本的に文章中で折り返すことが少く、比較的読みやすい一文に仕上がります。
また、パンフレットなどの印刷物、バナー広告、HTMLページなどでの使い回しもしやすいです。

ステップ2◆特徴や個性、こだわりの中から、伝えたい言葉を選びましょう

上記の30文字以内ルールだけでは、アイディアは降ってきません。
徐々に言葉を拾いだして、あれこれと整理し、組み立てていく作業がキャッチコピー作りには必要です。
まずは、特に個数の条件は設けなくてもいいので、「この言葉は大事!」と思えるものを直感で抜き出していきます。直感がこのステップでの作り方のコツです。
先ほど例としてあげたネットショップの設定を用いて、実際にやってみました。

北欧、 世界、 セレクト、 あんしん価格、 オーナーが仕入れ、 小物雑貨、 アンティーク、 いろんなジャンルをフォロー、 ジャーニーマート、 アジア、 インド、 ジャマイカ、 英国、 シーズンごとに新入荷、 家具もあるよ、 直接輸入、 少数仕入れ

さて、これだけではちょっと足りません。
これだけだと、お店の看板を飾るキャッチコピーというよりは、まさに「SEO対策」っぽい言葉選びに見えますね。
もう少しだけ、「仕入れ・販売の時にこだわっていること、想い」など、個性が感じられるような言葉を足していきます。

手作り感あふれるものをセレクト、 ここでしか買えないものを届けたい、 お土産を持ち帰るワクワク感を提供、 お客様の代わりに旅してる、 香りや雰囲気ごと送りたい、 このお店で世界旅行してください

ここで重要な作り方のコツは、「キーワードを出せるだけ、出しきる」ということです。

さて、キーワードを出し切ったら、今度は気持ちを切り替えて、「そぎ落とす」作業を行います。

ステップ3◆「第三者の視点」で、キーワードを斬る!

紡ぎ出したキーワードたちを“斬っていく作業”では、ユーザー目線であったり、経営者ではないスタッフ目線であったり・・・ともあれ、自分自身以外の立ち位置と価値観をイメージしてください。

以下のようなポイントをコツとして意識して斬ってみましょう。

  • 自分がアピールしたいポイント(価格 or コンセプトなど)から遠いキーワード
  • キャッチコピーに入れなくても、他の箇所(店舗紹介や各種商品)で伝えられるキーワード
  • 他社競合などと比べて、これといって特性・個性があるわけではないキーワード
  • いまいち伝えにくい・伝わりにくいように感じるキーワード(直感で判断か、もしくは店舗スタッフなどに感想を聞いてみると良し)

では、上記コツを意識して、例としてあげたキーワードを斬ってみます。

北欧、 世界、 セレクト、 あんしん価格、 オーナーが仕入れ、 小物雑貨、 アンティーク、 いろんなジャンルをフォロー、 ジャーニーマート アジア、 インド、 ジャマイカ、 英国、 シーズンごとに新入荷、 家具もあるよ、 直接輸入、 少数仕入れ、 手作り感あふれるものをセレクト、 ここでしか買えないものを届けたい、 お土産を持ち帰るワクワク感を提供、 お客様の代わりに旅してる、 香りや雰囲気ごと送りたい、 このお店で世界旅行してください

幾つか、斬った理由を例としてあげてみますね

  • 「北欧」「アジア」「インド」「英国」など、地域を特定するキーワード

「世界」などのキーワードの方が、ワールドワイドな感じがしてネットショップのアピールになるかもしれません。なのでバッサリと切ってみました。

  • 「あんしん価格」

「じゃあ、どのあたりの価格帯が安心なの?」という、そもそも論に悩む言葉でもありますので、切っています。「別に価格帯で勝負しているのではない」という時も斬ってしまいましょう。

  • 「ショップ名」

他のどの場所でも、いくらでも記載してアピールできるのでバッサリ。

  • 「お客様の代わりに旅してる」など

第三者視点で見ると少し押し付けがましい印象があります。

  • 「少数仕入れ」

こちらも第三者視点で見ると“少数”って、あんまり強くアピールする事でもない気がしますね。

このように、「第三者の視点」を意識しつつ、いまいち反応しにくそうなキーワードを削っていく作業は、キャッチコピーを作る際に大切です。
ショップの良さをしっかり押さえているいちばん大切なキーワードを抽出してこそ、より素敵なキャッチコピー考案につながります。

ステップ4◆キーワードを組み立てて、幾つかのキャッチコピー候補を出しましょう

残ったキーワードを使って、幾つかのキャッチコピー候補を書き出していきましょう。
ここでの作り方のコツですが、最初にも触れた通り、「SEO対策とは一旦、思考を切り離して考える」ことです。

キャッチコピーは、機能性よりも、

ショップの運営方針やデザインをブレさせない「指針」でもある

ということが重要です。
では、幾つかキーワードを組み立てて、ボツ or 採用関わりなくリストアップしてみましょう。
ここでも可能な限り候補を出すことがコツです。

  • いつでも買える、旅できる、ワクワク世界旅行のお店。
  • 世界中の香りや空気をお届けします。
  • アンティークも、ご当地雑貨も、いろんなジャンルの雑貨を販売。
  • 旅人オーナーが、世界中を歩いて仕入れ、お届けします。
  • 世界とあなたをつなげる、直接輸入のお店。
  • 現地の雰囲気を感じる手作り雑貨、小物から家具までなんでもお届け。

・・・さて、これくらいのリストアップにしておきますが、出せる分だけ、リストアップすることが作り方のコツですよ。

ステップ5◆言葉の感じ方、リズムを変える

今度は、先ほどのキャッチコピー候補に少し手を加えましょう。
言葉のリズム感や、見たり読んだりした時の印象をちょっとづつ意識して、言葉を「調理」していきます。
例えばですが、「痛い!」という言葉を例に考えてみましょう。
ひらがなにしたり、カタカナにしたりして「調理」してみてください。

痛い!  いたい!  イタい!

上記の3つ、それぞれ以下のような印象が感じられませんか?

  • 痛い!:一般的な印象。病院っぽい感じ。注射など。本当に痛そう。
  • いたい!:ちょっとだけ和らいだ痛み。チクっとした痛み。いたずら感のある痛み。許せそうな範囲の痛さ。
  • イタい!:肉体的な痛さより内面的な痛さ。自分の痛みじゃなく人の痛みに対しての表現。悪口・指摘。

人によって感じ方が様々かもしれませんが、そういった様々な感じ方を受けて、言葉選びができたら良いですね。

では、先のキャッチコピー候補の幾つかを、カタカナ化・ひらがな化してみます。

  • いつでも買える、旅できる、わくわく世界旅行のおみせ。
  • セカイ中のカオリや空気をお届けします。
  • 旅人オーナーが、セカイ中を歩いて仕入れ、おとどけけします。
  • セカイとあなたをつなげる、直接輸入のおみせ。

どうでしょう。
全体的には、漢字表現の時よりも温かみ・柔らかさが増している候補もあるように思います。

ただ、例えば「香り」を「カオリ」にした箇所は、ちょっとだけ宜しくない印象を受けますね。
印象というより・・・「カオリさん」という人の名前っぽい雰囲気に変貌してしまっている・・・そんな印象を受けます。

「世界」を「セカイ」にした箇所はどうでしょうか。
伝わる意味はまぁまぁ一緒のように思いますし、「世界」という単語が地球儀っぽい印象から、やや冒険的で好奇心をあおるような印象の言葉に変わった気がします。

温かみ・柔らかさについては、自分自身のネットショップが、どういう雰囲気のお店なのかを考えながら調節しましょう。
重厚感・エッジ感あふれる「工具関係」であれば、あまり柔らかくする必要もありませんね。
ふわふわとした「寝具関係」であれば、安眠できそうなレベルの柔らかさを、ひらがな化を用いて演出してみるといいでしょう。

ステップ6◆言葉の視点を変える

少し高度な方法になりますが、「誰が発する言葉か」を意識して、キャッチコピーの作り方を操作してみるのもコツの1つです。
今度は例としてあげているキャッチコピー候補を、「ユーザーが発している言葉」のように変えてみましょう。

  • いつでも買って、旅をする、おみせでわくわく世界旅行
  • セカイ中の香りや空気がやってくる!
  • セカイ中を歩いて仕入れるオーナーと、お買い物の旅に出よう
  • セカイとわたしをつなげる輸入雑貨

セカイ中の香りや空気がやってくる!」は、少し強引なカタチになってしまいましたね・・・。
ネットショップにとって、購入を促したいのはもちろん、サイトを閲覧しているユーザーの方々に他ならないでしょう。
その方々がもっとも共感しやすい言葉を見つけ出して、キャッチコピーにしたためる事ができれば最高なわけです。
その際、特に有効活用できる作り方のコツが「ユーザー視点に言葉を変える」という方法です。

ステップ7◆言葉の視点を変える

今度はロゴとキャッチコピーをセットで見てみましょう。

先の「言葉の視点を変える」まででも、ずいぶんとキャッチコピーを決めやすくなっているはずです。
あとは直感でワクワクするキャッチコピーを選んだり、スタッフの方々など第三者を交えて決めていくこともできるでしょう。

ですが、以下のように「ロゴデザインと併せてみる」を実践してみると、よりリアリティのあるカタチで、キャッチコピーの作り方を客観的に行うことができるようになります。

logo4

こうやってロゴと併せて眺めると・・・やや強引にユーザー視点に変えた、「候補2 セカイ中の香りや空気がやってくる!」も、さほど悪くはないように感じます。
が、勢いで押しきっているようなキャッチコピーですので・・・好みの問題で意見は別れるかもしれませんね(汗
「候補3 セカイ中を歩いて仕入れるオーナーと、お買い物の旅に出よう」はどうでしょうか?
キャッチコピーの文字数の長さもあってか、ちょっと直感で理解しにくい感じがしますね。
やや読みにくく、クドさがあるように思います。
「候補1 いつでも買って、旅をする、おみせでわくわく世界旅行」は、捨てがたい案ではありますが・・・実はひとつ懸念が残っています。
それは、ロゴと併せて見てみても、「何屋さん」なのかが直感で伝わってこないという印象を受ける点です。
そういう点では、「候補4 セカイとわたしをつなげる輸入雑貨」は、“輸入雑貨”という言葉が織り込んでありますので、候補1よりかは「何屋さん」なのかを感じ取りやすいように思います。
と、なると今回は・・・

logo

これが、キャッチコピーの第一候補になりそうですね。

みなさんの候補は、どれでしたか?何度も繰り返しますが、あくまで例ですので人それぞれ答えは違うかと思います。

私にもできる!キャッチコピーの作り方・コツのまとめ

さて今回は、キャッチコピーの作り方のコツについて、例をあげつつ、掘り下げてみました。
今回のコツまとめとして、以下のような事が言えるでしょう。

  • キャッチコピーは、ショップの運営方針やデザインをブレさせない「指針」
  • 読みやすく、直感で伝わるキャッチコピーを考えるために「30文字以内ルール」を
  • キャッチコピーのアイディアは出せるだけ出す
  • 出したアイディアは、「客観的に見て斬っていく作業」で洗練
  • キャッチコピー案は、言葉と言葉を組み合わせながら
  • 言葉の感じ方、リズムを感じ取りながら、キャッチコピー案を
  • 「ひらがな化・カタカナ化テクニック」を活用
  • 「ユーザー視点に言葉を変えるテクニック」を活用
  • ロゴとキャッチコピーは、セットで見る

キャッチコピーについて考える作業は、とても奥深いものです。
だからこそ、あまり力を注ぐことができない部分でもありますね。時間のかけすぎは禁物です。

キャッチコピーの作り方のコツには、「ネットショップから発信する言葉を洗練するコツ」がたくさん詰まっているものと思っています。
ぜひ、色んな言葉を洗練してみましょう。

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