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デザインの仕事がイケてない時にありがちな5つの事

みなさんこんにちは。クリエイティブディレクターをしてます、金田です。

今日は「プロのデザイナーになりたい!」と、いろんな場所・環境で切磋琢磨してるであろう、そんな新人デザイナーの人たちに向けた、ちょっとした仕事のアドバイスを書いてみようと思います。

どこかの誰かの、悩める新人デザイナーさんにとって、参考になる話になれば幸いです。

【目次】

  • 改めてようこそ、デザインの世界へ
  • いま「自分イケてないな・・・」って思う時、ないですか?
  • デザイナーを目指す人たちが、イケてない時にありがちな5つの事
  • 最後に「デザインの仕事のコツ」って何だろう

 

改めてようこそ、デザインの世界へ

ようこそデザインの世界へ
いつの時代も、どの場所も、デザインの仕事は需要にあふれています。

街を見ればホラ、あそこにも広告、ここにも広告。ちょっとした斬新なアートやアイディアで、都市や地域のデザイナーが街に活気を与えたりも。

「あー、自分もこんな世界を舞台にして働きたい!」

そんな心意気で、このデザインの世界に足を踏み入れた人もたくさん居るのではないでしょうか。憧れていた事や、好きな事をお仕事にしていけたら、とっても良い事です。

アラタナにも新人デザイナーさんが入社しました。
4月から数えるとかれこれ4ヶ月経ちましたが、仕事に一生懸命であると同時に、「何事も順風満帆ではないナァ・・・」なんて、ぼちぼち悩み始める時期かもしれません。

せっかく入ったデザインの世界です。
上手に波に乗れば、求められる機会も沢山ある世界です。
どうにか折れずに乗り越える方法、見つけたいですよね。

 

いま「自分イケてないな・・・」って思う時、ないですか?

自分、いままさにイケてないっす。
「情報アーキテクチャ設計」とか、デザインをより専門的に理解する上でとっても大事な知識が、本屋に行けば沢山並んでます。いつかは触れておきたい知識ばかりですね。でも、もっともっと、ずっとずっと根本的な所で、今つまづいてる事ってあるんじゃないでしょうか。

  1. お客様の考えてるデザインが何なのか、よくわからない。
  2. 自分のデザインって、なんでいつもこんなに修正食らっちゃうんだろう。
  3. いつも急いで真剣に作ってハズなんだけど、「まだ出来ないの?遅いよ」って言われたよ。
  4. お客様と折り合いつかなくって、「だから!こういう事じゃなくって!」と、クレーム気味。
  5. と言うよりも、、、そもそもデザインの仕事を、あんまり貰えてない。

なにか一個、心当たりがあったりしませんか?
ちなみに僕は、デザイナーとして仕事を始めた頃は、全部キレイにつまづいてたような気がします(汗)

 

デザイナーを目指す人たちが、イケてない時にありがちな5つの事

新人デザイナーがつまづいた時、よーくその理由を覗いてみると・・・例えば以下のような事って、よくあるんですね。
もちろん、僕もまだまだ気は抜けませんが(汗

(1)「ヒアリングシート」に依存している

どこまでヒアリングすればイイんだよ・・・
ヒアリングシートに書いてある事を、頭からつま先まで順番に「質問」してる。
・・・なんて事、ありませんか?

これ、いちばんイケてません。
「質問」は出来てても、質問してるばかりで「会話」になってない、そんな感じです。聞いている側も「ツマラナイ」って思ってるかもしれませんね。

シートに依存した、質問ばかりのヒアリングは「質問した事以上の情報を貰えていない」状態になりますから「相手の考えている事が解らない」みたいな状態にだって、なりかねません。
そうなってしまうと、お客様に満足してもらえるデザインを、自信を持って作るのは難しくなりそうです。

「ヒアリングシート」とは、デザインをする上での大事なご要望や、お客様の考えている物事、または課題や背景等を記載する書類の事。ご予算の事や、目指してるターゲットの話とかも書いてたりするので、かなり大切な書類です。
だけど、言ってしまえば備忘録のようなモノ。
人との情報共有を円滑にするツールだったりとか、そういうモノです。

イケてないデザイナーになってしまう前に、ヒアリングのやり方を改善しましょう。

【解決方法】「質問」ではなく「会話」に徹する。

「質問は会話の中で考えて、聞く」ぐらいの、柔軟な気持ちでヒアリングに臨むことです。
ヒアリングシートに基づき、5つぐらいなら先に決めておいて結構ですが、さらにあと5つほどはそのように対応すると良いです。

「ヒアリングシートを全部埋める」という縛りを、自分に与える必要もありません。

「ちなみにターゲットって、30代の中でも主婦が多そうだなぁ・・・って思ったんですが、実際どうですか?」なんて、ヒアリングシートに無いような、自分なりの見解を挟んでしまってもOKです。そうすれば、今まで以上に会話が生まれますし、「質問だけでは得られない、相手の考えてる事」を掴めるようになるでしょう。
 

(2)お客様の思ってるものを「先読み」出来てない

こんな話、初耳なんすけど・・・
お客様が「青っぽい感じのデザイン」と言ったから「青っぽいデザイン」にしてみた。・・・一見、素直で良さそうにも思える仕事ですが、これもまたイケてません。

やり方は千差万別なものの、言われた要件をそのまんま実施してしまうという事はデザイナーによって「先読み」出来ていない状態になりやすいです。

実際「言われた事」よりも「言ってないけど実は考えていた事」の方に、デザインをする上での大事な「課題」が眠ってたりする事が多いです。それを知って、上手にデザインをすることが、つまり「先読み」なわけですが、「このサイトの中で、どの情報が一番なの?PRしたいものって何?」などなど、「先読み」を実践するためには、お客様の意図や思考を深く読み取ろうとする工夫が必要ですね。

「この青じゃなくて、もっと濃いめの青で」とか「ここの文字をもっと大きく・読みやすく」などなど、なにを意味してるのかわからない!ってくらい、微妙で細かなデザイン修正を何度も何度も受けてしまってる・・・なんて事に心当たりがもしあったら、先読み出来る方向へと改善しましょう。

【解決方法】「デザインとは異なる話題」の方に多く触れる。

色やイメージとか、参考サイトのURLなんかの、「デザイン系お決まりの話題」よりも「お客様が置かれている状況・感じてる問題」や「お客様が目指しているもの」などなど、少しデザインとは異なる話題に思えるものを、あえて話題に上げましょう。
そこは、先読みに使えそうな情報の宝庫です。

お客様が目指すモノが「とりあえず沢山問い合わせが欲しいんだよね」だと解ったら、TELやメールアドレスの表記に、デザインの工夫・提案があると嬉しいでしょう。
デザイン以外の話題を経由して、最終的にデザインで解決しようとするデザイナーが、まさに「先読みの上手いデザイナー」です。

 

(3)「自分の好きなデザイン」に縛られてる

ギラッギラのキリッキリのデザインがね!一番だよね!ね!
「こういうレイアウトにしたい」または「こういう色にはしたくない」というデザインの個人的なこだわり。または「コレはココに置くモノだ」なんていうセオリーを信じている人。

・・・一本筋が通った仕事をしそうで、良さそうに思えるんですけどね。
僕もこだわりのあるデザイナーは大好きですが、でもこれが、悪い形でデザインの引き出しに悪影響を及ぼす事があります。

要は「好きだったり、興味のあるモノしか作れなくなる」という罠です。視野が狭くなると、次第にアイディアの引き出しも減ってしいます。または増えないとか・・・そうなる可能性を考えると、イケてませんね。

「したくない、こうしたい」という考え方は、知らず知らずに自ら設けてしまった、いわゆる「制約条件」です。まるで足かせのようなもの。そんな条件の中でデザインをしていると、自ずと考える時間も、悩む時間も増えていくでしょう。
出来る事が“制約”されているわけですから。

作りたいデザインがあるのに、なぜか作れない、悩む、時間もかかる・・・そんなイケてない状態から、どうにか抜け出していきましょう。
わざわざ自分を縛り付けているイケてないモノを、いっそ捨ててしまう事が一番です。

【解決方法】デザインに、自分自身の「こだわり」を入れない。

「自分の好きなデザイン」の話は一旦忘れましょう。
「好き/嫌い」や「苦手/得意」でデザインしない事、選ばない事です。

作った事の無いデザイン、やった事のない作業に、わざわざ不安がる事もありません。あらゆるジャンルのデザイン制作に、自由にチャレンジすれば良いです。
いつも真っ先にソフトウェアを立ち上げて作業してる人は、たまにはノートでも開いて“手書きでデザインする”とか最初の作業自体を変えてみるのも悪くないでしょう。

 

(4)「プレゼン」をしない、出来ないと思っている

提案・・・提案・・・えっと・・・
何度も何度も似たような修正をして、延々仕事が終わらない。
お客様ともなんだか、イヤな雰囲気になっている・・・なぜだろう。

そんな新人デザイナーの仕事の中身を見ていると、「デザインを添付で送った」という事だけで「こういう風に考慮してデザインした」という仕事のやり取りが、あまり行われていない様子が見受けられます。

とりあえずデザインをメール添付して送る。
・・・これはイケてません。

内容の大小に関わらず、「こういうデザインはいかがでしょうか?」と、提案をするような会話を避けている、または苦手としている状態ですね。これだと、お客様は不信感こそ抱かないものの「信頼 = 信じてお願いする事」はあまりしなくなるでしょう。

そもそも、人に信頼を置いたり、または共感したり・・・そういう感情は、ともあれ「その人がどんな風に考えている人なのか」が見えてこなければ、まず起こり得ないものです。

じゃあ「信頼」していないデザイナーに、お客様はどのような対応をするでしょう?
たぶん、思考が読めない人に「全部おまかせ」とは言えないので、「指示」か「指令」を細かめに与えるようにするかもしれません。
そうすることで、どうにかして「自分の欲しいデザイン」が完成するよう苦労されると思います。

自分の中のハードルを下げてでも「プレゼン」に臨んで改善していきましょう。
「信頼」を得て、「じゃあお任せします」って言って頂けるデザイナーほど強い存在はないのですから。

【解決方法】デザインには必ず、大小構わず「自分の考えを」を添える事。

まずデザインを人に出す時、必ず「自分の考えを添える」ことを行ってみてください。デザインした画像などを提出すれば、デザイナーの仕事が終わる・・・とは考えない事です。
「プレゼンテーションを上手くやって、ウケよう」とも、思わない事です。数十人の目の前で、堂々と話をする事だけがプレゼンではないので。

気持ちの中のハードルを下げることも必要です。
「アイディアをプレゼントする事 = プレゼンする事」というくらい、シンプルに捉えてみてはどうでしょうか。小さい事でも大きな事でも、とにかくお客様に伝えるようにすれば、それは自ずと「プレゼン」に代わります。
 

(5)「デザイナーさん」と、あまり人から呼ばれていない

僕、電話番じゃないですよ。
当たらずとも遠からずな感じで、「絵が上手い人」みたいな呼ばれ方をされてみたり。
いろんな原因がありそうですが・・・イケてませんね。

デザインの仕事はいわば「産業デザイン」です。
僕たちアラタナのデザイナーの場合、舞台は主にWEBですから、産業デザイン特有の「消耗品を生産している感」は、時折否めない部分があります。

簡単に言えば、どんなに丹精込めて作り込んだデザインであっても、1年後にリニューアルしてしまえば「消えてなくなる」んですね。
そういう部分に気付いてしまうと、徐々に、少しずつ、自分の作るデザインへの「作品」としての思い入れが薄くなってきてしまいます。

でも、「デザイナーさん」として呼ばれ続ける為には、まさしくそういう所のギャップと折り合いをつけなくてはいけない。そう思います。
本来目指した「プロのデザイナー」へと改めて前進するためには、改善していきましょう。

【解決方法】自分なりの作品集(ポートフォリオ)を作る。

仕事の大小関わらず、見せられる物があるのなら、必ず何かにそのデザインをまとめておきましょう。「ポートフォリオ」の形状は、資料や冊子のような「紙」でなくても良いです。

「人に見せる」という事が出来れば良いので、形状はブログでもSNSでも良いかもしれません。デザインしたものが消耗して、消えてしまっても、自分なりに残せていれば良いので。

そしてデザインを出来るだけ多く、広く見せる事に努めましょう。出し惜しみは良くありません。そうすれば「デザイナーさん」と呼ばれるようになる機会は、そのうち次第に訪れます。

 

最後に「デザインの仕事」って何だろう

デザイナーの仕事の中でも、これだけは共通して言えそうです。デザイナーは「お客様からのインプット」を必要にします、という事。それを具現化する為に、たくさんの経験とスキルを身につけているような存在だと考えても良いかもしれません。

イケてなくて、悩んでいるデザイナーを見ると、その原因は、

「お客様(またはユーザー)に対する何かが抜けている時」
「お客様(またはユーザー)から何かを貰えてない時」

けっこう、そういった所にあるように思います。
案外、アートのセンスだとかデザインのテクニックだとか、そういう部分ばかりでは無いのではないかなと。

いま、「自分のデザインの仕事がイケてない」と思っている、新人デザイナーの皆さん。
デザイン系の教科書を開く前に、まずお客様の存在に目を向けてみてはどうでしょう?

その時に、上の「ありがちな5つの事」のどれかがピンと来たらいいですね。

ではでは。

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