ECコンサル アラタナはeコマースを中心とした「新たな○○を創造する」会社です!

ZOZOタウンのヤッパ買収に見るメディアコマースの形【その3】

 

アラタナの山本です。

 

電子雑誌店運営のヤッパを買収、スタートトゥデイ」 というニュースを聞いてびっくりしました。

ヤッパ創業者の伊藤さんは、当社が創業した8年前に技術者の神童的なイメージがありました。

10代で創業されて、イスラエルの会社と提携したりと、、当時、この様な動きを積極的に行っていた若手経営者がいた記憶はありません。

 

とはいえ、事業を売却されたということは、単独で事業を大きくしていくことに限界を感じていたのでしょうし、時代の変化は早いんだなと感じるトピックスでした。

 

さて、これまではメディア企業がコマース企業を買収する理由的な観点で考えてきましたが

@cosme(コスメ)のGLOSSYBOX(グロッシーボックス)買収に見るメディアコマースの形【その1】

クックパッドのアンジェ買収に見るメディアコマースの形【その2】

 

今回は、コマース企業がメディア企業を買収する逆パターンです。

想定できる今後の動きから、ECサイト運営に対する課題の変化を考えてみたいと思います。

アイキャッチ画像元:「zozotown」「YAPPA」

ZOZOタウンが雑誌事業に進出する

ファッションマガジン展開!?スタートトゥデイのヤッパ買収を考える

でも、書かれていましたが、ZOZOタウンのWEARと連携すれば、スナップショットの様なコンテンツは自動的につくれそうです。

雑誌をつくることができれば、広告収益なども得れそうです。

また、広告収益がなったとしても、商品の仕入れ価格の交渉などもできそうで、収益をつくる部分に困ることは少ないのではと感じます。

 

課題の軸が変化している

最近つくづく感じるのですが、ECサイト運営の支援に対してのクライアント様から要望されること(提供できるサービスに対して何を価値を感じてくれるのか?)が変化している点です。

 

1

 

数年前であれば、「ECサイトをつくる」ことでしたが、今は「集客」がピークで、今後はCVRやLTVという部分に移動していくんだろうというのは、容易に想像できます。

 

実際、ZOZOタウンでも、以下の記事があるように、LTV向上を意識した施策を強化されているようです。

顧客と友達のような関係を築くZOZOTOWNのCFM戦略、130種類以上のパーソナライズメールを自動配信

 

では、今回のヤッパの買収をどのように活かすのか?

「商品が届いた時にお客様にワンtoワンの雑誌が同梱されている」なんてことができると、LTV向上には効くだろうなと感じます。

・商品の購入履歴

・ヤッパの雑誌作成技術

・WEARで集まる活きた素材

・印刷技術の向上

ZOZOタウンに集まる膨大なデータを様々な形で料理できれば、お客様からの評価も高まるでしょう。

 

物販からサービスのコマースへの展開

サービス系EC(グルメ、習い事、旅行、美容室など)=リクルートのメディアのイメージが個人的にあるのですが、以下の記事に面白いことが書いていました。

上場承認が降りたリクルートのセグメント別売上と、スタートアップが付け入る隙

 

ビューティー領域が唯一青い海かもしれません。ヘアサロンやネイルサロンへの掲載課金か送客課金と思われますが、meryのようなキュレーションメディアからの送客や写真アプリによるCGMでネイルサロンに送客という潜在市場があります。ここはスタートアップが攻める余地が一番大きい。

 

また、以下の記事と組み合わせて考えると、サービス系ECが比較的短期間で生み出すことができそうです。

「WEAR」と美容室検索サイト「ビューティーナビ」を連携、スタートトゥデイ

 

まとめ

ZOZOタウン(スタートトゥデイ)は上場企業ですので、成長させ続ける必要に迫られます。

しかも、現在の様にアパレルECで圧倒的なシェアを獲得し、EC化率から考えたら天井が見えそう・・・という状況からでも、株式市場からの要求は変わりません。

 

この様な状況から打ち出してくる施策の裏側を想像することは、今後のECサイト運営の方向性を考える上で、非常に有益です。

好調なZOZOタウンの今後も見逃せん!

 

この記事を書いた人

EC業界の今