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ネットショップ開業は慎重に

 

ネットショップ開業の最大のリスクは何でしょうか?

「沢山の構築費用をかけたのに失敗」がネットショップ開業時の最大リスクと感じ、まずはお金をかけないでネットショップを試してみたい。」
と考える運営者の心理は理解できますが、それが正しい考え方なのでしょうか?

試しで入って成功すればいいのですが、売れずに失敗すれば、確かに撤退時点の損失は最小限に済みますが、「ネットショップは難しい」という経験だけが残り、再度挑戦するのに時間が必要になるでしょう。

私は、ネットショップの開業における最大のリスクは、試しでネットショップを開業して、売れずに撤退することだと考えています。

ネットショップ開業に潜むリスクは「撤退コスト」と「総取りを目指さないならネットショップをしない方がいい」の2つをご理解頂けると納得頂けるかと思います。

 

撤退コストとは

まずは、撤退のコストについて考えてみましょう。

撤退のコストとは撤退した時に清算される損失額ではなく、一度撤退してから再度、ネットショップに挑戦した時のコストで考えて頂きたいと思っています。

一度撤退したらもう参入しないと決めているならいいのですが、世の中の流れ上、ネットショップに参戦せざる得ない事情もあります。
撤退後、数年して再挑戦した時に、運営コストが高騰しているとすれば、その差額が撤退コストになります。

では、実際に運営コストが高騰していっているのか、確認してみましょう。

年々競争環境は激しくなっています。
競争環境が厳しくなっている直近のトピックスとは、無料でネットショップが開業できるサービスが増えたことでしょう。

 

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市場の成長率120%に対して、ネットショップ参入者が600%と、非常に厳しい競争環境にならざるを得ないデータがでています。

かなり控え目に見て、年間20%づつ競合環境が厳しくなると過程して
今ネットショップをはじめるのに対して、3年後はの難易度はどうなるのでしょうか?

仮に月間20万円のコストをかければ成功できるとすると
3年後に参戦する時には、20万円×1.2×1.2×1.2なので、34.56万円かかります。
差額としては14.56万円、1.7倍のコストになります。

コストは、人件費、広告費など、成功するために費やす全ての労力やコストです。
撤退して、再挑戦する時には、今よりも大きな投資が必要になります。

運営コストの話は、ネットショップへ参戦するタイミングの話にも繋がります。
1年でも早く、今すぐに参入することが、運営コスト高を抑制することになります。

 

総取りを目指さないならネットショップをしない方がいい

現在のECの流通額は10兆円、EC化率3%といわれており、5年後には20兆円になると予想されています。
単純計算で考えると、現時点でリアルの売上が100だとすれば、5年後には97になり、10年後には94になります。

つまり、10年後には、今の100の売上のうち、6がECに流れる売上になります。

 

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イメージとしては、上図の様になるのですが、流れる売上は、全てのネットショップに平均に分散されるのではなく、一部のネットショップが総取りすることになるでしょう。

参考記事:ネットショップは格差が激しい戦場

50サイトの同類のネットショップがあり勝ち組の1サイトが40%総取りしたとしたら、5年後に60、10年後には120の売上を獲得することになります。

複雑な要因がありますので、ざっくりのイメージですが、マクロ的に考えれば、上記の様な状況になるのは予想できます。

つまり、何をお伝えしたいかというと、勝組になってECへ流れる売上の総取りを目指さないなら、ネットショップに参入しない方がいいという事です。

ネットショップに参入しなければ、じわじわと緩やかに衰退はしていきますが、、、、中途半端に参戦して、リアルもネットも厳しくなるリスクを冒すよりは、安全なのではないかというお話です。

 

まとめ

冒頭の内容に戻りますが、無料でネットショップが開業できるサービスが増えたことは、ネットショップ開業希望者にとってはうれしいことでしょう。
一方で競争相手が増えて、ネットショップを成功させるための難易度が上がってしまう側面も持ち合わせています。

ネットショップの市場自体は今後も伸び、魅力的な場になることは間違いないです。
しかし、中途半端に開業して、傷だけおってしまうネットショップの多いこと、多いこと。。。

できれば、これを読まれた方には、そうはなって頂きたくないなという気持ちも込めて

「ネットショップ開業は慎重に」

を、あえて提言したいと思います。

 

 

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