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ヤマト運輸がソリューション提供の攻勢を強化(サービスまとめ)

2015年EC事業者間で話題になり記憶に新しい出来事がヤマト運輸のメール便サービスの廃止でした。
ヤマト、メール便廃止で規制との闘いに決着

配送関連ビジネス各社の駆引きもあったのでしょうが、その後のヤマト運輸の攻勢が激しいなと感じます。

そこで、2015年にEC事業者に関連しそうな出来事をまとめてみました。

 

2005年以降、ヤマト運輸はソリューション提案によるサービスUPを強化

ヤマト運輸のアニュアルレポートによると、2007年以降は、ソリューション提案によるサービスUPの時期とされています。

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2000年までは配送側のお客様に対するサービスUP、2007年までは受取側のお客様に対するサービスUPとされており、最大手企業になった後も、常に革新されている企業であり、ヤマト運輸が強いのもうなずけます。

2015年の攻勢はソリューション提案によるサービスUPの施策の一貫なのでしょう。

 

6月:ヤマト運輸「YES!」パッケージ新サービスを提供開始

2015年のリリースラッシュの根っこは、「YES!」だと感じます。
但し、、、サービスサイトはいけているとは言い辛く、実際

  • 通販サイトが作れるのか、受注管理のみなのかわからない
  • 問合せフォームを押すと‎(Google Chrome – ブラウザ)セキュリティーエラーになる
  • そもそもアカウトを発行するのはどうするの?価格は??

と突っ込みどころが満載です。

はっきり言うと、使われている雰囲気があまりかんじませんでした…

 

3~8月:ECモール提供企業各社がヤマト運輸と連携した配送サービスを開始

LINE MALL、ヤマト運輸と連携した配送サービスを開始の様に、ラインを筆頭にして、フリマアプリのメルカリ、フリルなどと連携が開始されました。

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仕組みは上図となり、ライン以外のメルカリ、フリルも同様の仕組みになっています。

そして、この仕組みは「YES!」のシステムと連携しているようです。
「YES!」は自社売りしていくのではなく、他社連携でプラットフォームを広げる戦略を取っているんだと思います。

 

7月:楽天市場、ヤマト運輸契約のコンビニや営業所で受け取り可能へ

楽天市場、ヤマト運輸契約のコンビニや営業所で受け取り可能へも、「YES!」がベースにされています。

楽天はプラットフォームを広げる戦略の中で最重要でありユーザーの確保の山場は越え、今後はコンビニ受取にローソン以外に、セブンイレブンが入ってくるか?が山場になりそうです。

 

6月:路線バスで宅急便を輸送-ヤマト運輸、岩手で「貨客混載」開始

EC事業者には直接影響があるとはいえませんが、貨客混載は輸送費下がる可能性のある取り組みです。

路線バスで宅急便を輸送-ヤマト運輸、岩手で「貨客混載」開始-後部座席を荷台に改造

人口が少ない地域で自社単独で運輸事業を行うと経済性が低いため、輸送コストが高くならざるえません。
そこを、同じ地域を走っているバスをシェアして、荷物と顧客の搬送しようという仕組みが貨客混載です。

 

7月:ヤマト運輸、ANA Cargoらと宮崎県産品の販路拡大を目指す連携をスタート

ヤマト運輸、ANA Cargoらと宮崎県産品の販路拡大を目指す連携をスタート

越境ECを検討されている運営者には、海外配送の提携も関心があるかと思います。
宮崎県以外でも愛媛、沖縄など、企業ではJA、イオンなどが同様の提携が進んているようです。

課題点としては、この仕組みを誰が使うのか?利用企業側の取り組みを刺激させる施策が重要になるかと感じます。

 

9月:メルカリ、ヤマト運輸と連携して「匿名配送」運用へ

今後のECのトレンドになるかも・・・と感じるのが、メルカリ、ヤマト運輸と連携して「匿名配送」運用へです。

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フリマの場合、一般の人から商品を購入することになるので「個人情報を提供したくない」という心理をケアするための仕組みです。
購入者データを出品者に提供せず、ヤマト運輸だけが把握できるような仕組みです。

この仕組みは単にフリマに留まらず、広がりがある仕組みだと感じます。
「個人情報を入力するのが手間」や「購入後にメルマガなどを送られたくない」と感じている購入者にヤマトコードみたいものを入力するだけで購入できるなんて仕組みができると面白いなと感じます。

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