ECコンサル アラタナはeコマースを中心とした「新たな○○を創造する」会社です!

ECにおけるinstagram活用事例と今後の取り組み方

ここ最近注目を浴びているinstagram(インスタグラム)。2ステップで写真をアップすれば感情を共有できる手軽さとオシャレ感が魅力のSNS。ここ一年でアクティブユーザー数が加速、ツイッターを凌ぐ3億人に! と同時に、instagramを活用したウェブのマーケティングも非常に増えています。

そこで、事例をもとにECにおけるinstagramのマーケティングにはどんな可能性があり、どんな未来が待っているのか?を、アラタナが考察します。

 アイキャッチ画像元:「COLLECT STORE」「COLLECT STORE Instagram」 

instagram活用によるブランディングの成功事例

スマートフォンの普及によってSNSユーザーが激増している中、SNSを誘導元とするECサイトやウェブへの集客方法が注目されています。

今やフェイスブックに次ぐアクティブユーザー数を誇るinstagramにおいては、女性やファッション関係などトレンドに対して高感度な人たちに大人気。写真や動画などを視覚で楽しめる手軽さ、文字を使うよりも写真を撮ってアップするほうが日常的かつラクだということ。

また、モデルや芸能人がアップしたファッションを見て楽しむなど、若年層に支持を得たことが爆発的な流行のきっかけになったようです。

写真をパッとアップして、感覚・視覚的ないわゆる右脳派なファッション関係者がinstagramユーザーに多く、評論家とか論理的な考え方をする左脳派はフェイスブックやツイッターなどに多く見られるのも特徴のひとつでしょう。

そしてさらに注目したいのは、instagramはリンクを貼ることができないので、拡散しづらいのに、流行っているということ。

いわゆる“パッと見”に訴える形での“ブランディング”(ブランドのイメージを強くして、活性化または維持し続ける)をすることに着目したマーケティングとしてinstagramを活用した成功事例が増えてきています。と同時に、instagramをウェブマーケティングとして活用することが、メディアのマーケティング活動のひとつになるだろうと見込んで、取り組む企業が非常に多くなっているのです。

活用成功事例①:エルメスの場合

エルメスの2015‐16AWコレクションを日本で再現したイベントに8人のファッショニスタを招待し、それぞれのinstagram上でハッシュタグをつけながらライブをレポートしましょう!という企画。

このイベントがinstagram活用の成功事例と思う点は、エルメスのフォロワー代表である8人をキュレーターとしてキャスティングすることで、実際にランウェイへ行かなくても、エルメスと一般消費者をつなげる役割を果たせたということです。要は、インスタグラマーというフィルターを通してエルメスとの距離感を詰めることができたという、好事例だと思います。

ここで重要なポイントは、キュレーターのキャスティング。エルメスはハイエンドブランドの中でも最高峰なブランドで年齢層の高い人たちに訴求する必要があります。

キャスティングの段階で、すでにエルメスのターゲット層を意識しているのです。それぞれのフォロワー層もかぶっていないので、さらなる拡散が期待できます。ブランディングという考え方において、ファッションブランドの取り組みとしては成功事例といえるでしょう。

アジア初!日本でもinstagramの広告配信がスタート

そしてもうすぐ、国内でもinstagramの広告提供が始まります。

端的にいえば、投稿に対してリンクが貼れるようになる。そもそもinstagramは、ユーザーに楽しんでもらうために、UI(ユーザーインターフェース)などの機能改善のほうに力を入れていて、日本での広告配信は世界で8か国目、アジア初となります。

それも、広告投資の高い企業がいるという見込みがあってのこと。実際にさまざまな企業が手を挙げていて、注目したいのは土屋鞄製造所。ECサイトでは非常に有名な老舗です。

もとから自社ECサイト上でのコンテンツ作りに力を入れていたので、instagramへの取り組みも積極的です。自社ECサイトとinstagramの相乗効果で、非常にオシャレなイメージが強くて、“instagramなら!”と広告配信にも前向きになっているようです。

ECサイト運営にinstagramを活用して実際に売り上げアップした事例

では実際に、instagramへ広告予算を投資したとして、そこに成果があるのか?広告をかけなかったとしても、instagramをやることで売り上げやアクセスはあがるのか?という疑問に答える事例をご紹介します。

活用成功事例②mameの場合

ファッションブランドのmameでは、オフィシャルのinstagramアカウントでデザイナーさんが運用しています。フォロワーはなんと35,000人で、同規模ブランドに比べて約20倍。

さらに、instagram上でその時々気になった写真をアップするたび、平均単価5万円以上の商品が即完売になるとか。これは、mameと消費者の接点が、デザイナーの感性を表現するinstagramという場になり、そこで共感を得ることで商品が売れていくという、サイト誘導元としてのinstagramが正しく機能していることを示しています。

ただ、この事例は全企業にあてはまることではありません。自社の商品がどんなもので、どんな人たちが必要としているか、ということを改めて分析することが大切になります。

mameの場合は、オシャレで高感度なユーザーの多いinstagramにおいて、デザイナーがアップするクオリティの高い写真に共感する人が多かったから、フォロワーが増え、ECサイトへの誘導と実際の購買につながったのです。

アメリカには、ひとつの記事をフェイスブックやinstagramなど、ユーザーの属性に適したコンテンツを届けてくれる、nowthisというメディア企業があります。

そういった手法を“分散型コンテンツマーケティング”として注目され始めているように、商品をさまざまな角度から分析して、相性の良いSNSを活用することが成功に不可欠なのかもしれません。

アラタナとして考える、instagramのECにおける活用方法まとめ

上記の事例から、どんな企業や商材にもinstagramを活用することが適しているとは言えません。

instagramのユーザー数は右肩がありに上がっていますが、やみくもにチャレンジするのではなく、ECにおいては商材や購入者の趣向性を冷静に見つめ、手段としてinstagramを活用するという結論を導き出すのが、SNS×ECサイトとしての上手な付き合い方なのではないでしょうか。

特にInstagram×ECサイトのマーケティング手法は、商材とユーザーをよくよく分析した上で、どんなコンテンツを届けるのかを考えれば、成功の確率は非常に高くなるのかもしれません。

この記事を書いた人

EC業界の今