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サイバーエージェント日高氏 × アラタナ濱渦の、宮崎で1000人を雇用するための大作戦会議

今回のaratana24hでは、サイバーエージェント日高裕介さまと、アラタナ濱渦の対談をご紹介致します。

日高さまは、1998年に設立した株式会社サイバーエージェントの常務取締役に就任し、現在は同社取締役副社長。
九州は宮崎県のご出身です。
今回の対談では、同じく宮崎県出身の濱渦と郷土愛に花を咲かせました。
「宮崎で1000人を雇用し、活性化、未来のある発展をしていくには…」
なんてことを、2人で企み、なにやら作戦会議をひらいたもようです。

 

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濱渦 伸次 以下濱)日高さんとはSNS上の「宮崎県出身で東京で頑張っている」というようなグループで知り合いました!(笑)
そのグループではメンバー同士、宮崎話に花を咲かせていますね。

 

日高 裕介 以下日)そうそう、宮崎県出身しばりの仲間内で飲み会開催して、情報交換しあったり。
まあ焼酎飲んでるだけか(笑)

 

濱)宮崎出身の先輩の話は、経営者としても思うところや、参考にさせていただいていることも沢山あります。
そういった機会の中で、立場を超えて話せる事は貴重だと思います。
今日は、宮崎が未来ある発展をするためには、といったお話が一緒にできればいいなと考えています。

 

日)僕は宮崎出身で、東京の大学に進学して、23歳で起業してサイバーエージェントを作りました。
2013年の今年は、設立から15周年を迎えます。

 

濱)アラタナは今5年目です。日高さんたちが起業して5年目の時って会社はどんな風になっていました?

 

日)僕達サイバーエージェントは、上場したのが設立3年目で、上場直前の売上が4億円くらいでした。
今で言うと何百倍も売上は上げてこれましたが、5年目というと上場後の2年くらいで、ネットバブルがはじけたと言われ、会社はたたかれ…(笑)
当時はビジネスで言うと、必死に大ヒットを模索していた時期でしたね。
幾度かの転換期を乗り越えて、今のサイバーエージェントがあります。
ベンチャー企業は成長し続けることが大切だと考えていますが、その考えは会社が年を経て、大きくなるに連れて強くなっています。
そこでいくと、目標が挑戦的なアラタナにはすごい頑張ってほしいなって思って、ね、色んな人に言われると思うけど。やっぱりね、…濱渦社長。(笑)

 

濱)わー、それすごいプレッシャーですね(笑)

 

日)社長の強い思いが大事だと思います。執念ですよね。
あと、経営者の立場から言うと自分が成長しないと社員が成長する環境は提供できないけれど、自分に厳しさを持つのと同じくらい、社員にも厳しさを持ってもらうことが大事だとも思います。
僕は社員に対しては厳しいと自分では思っているんですけど。
それはなにか教えてあげようとかいったことだけではなく、どんな経験をさせられるか?ということで、見聞きしたものより自分で経験したものの方が圧倒的に成長の素になります。
なので経営者が自分だけでなく、社員も当事者に追い込んであげるのが良いリーダーだと思います。もちろんパワハラという意味ではなくて。
会社も社員もどちらも寄りかからない組織が良いと思っています。
高い目標を会社全体で目指しているので、なかなか優しくっていうのができなかったりします(笑)
僕自身がほっといたらさぼってしまうタイプなので、自分にも人にも厳しくしてるくらいがちょうどいいです。

 

濱)それは社員の成長を促すための、日高さんの優しさですよね。

 

日)コミュニケーションの取り方で言うと、仕事とプライベートとのギャップは自分の中に凄くあるね。
onとoffというか、それも大事なことなんじゃなかろうかと思います。
アラタナのチャレンジングなところで「宮崎で勝負する」という、それは本当にすごいなと思います。
宮崎で、しかも1000人ってね、地方発信のIT企業で雇用1000人になる規模もなかなか無いよね。

 

濱)今の宮崎県の人口が100万人程なので、1000人に1人がアラタナ社員という状況を目指していますね。
なにかを投げればアラタナ。
労働人口を考えると500人にひとり、300人にふたり、といったところです。

 

日)1000人の会社って、宮崎にはあるの?

 

濱)シーガイア・リゾートや、交通を支える宮崎交通グループなどは、沢山の人がいますね。
ただ、全ての人間が正社員で1000人を超えるとなると…、コールセンターなら1000人規模の会社もあります。

 

日)そうかそうか、正社員に限定すると実質のところはむずかしいのかもね。
職種アプローチって大事だよね。1000人雇用出来る仕事っていうのは…。

 

濱)コールセンターみたいなものではなくて、自分達で生み出す組織で1000人を目指したいと思っています。
そうしないと、単に労働集約型都市にしかならないので、宮崎が面白くならないかなと。

 

日)うん、生み出す組織ってなると教育とセットで考えないとね。
エンジニアとかクリエイターってちゃんと教育して育てて勉強させるって、ある一定のレベルまではそんなに難しくないことだと思っているんだよね。
そういう仕事ってすごく必要とされているし。
宮崎の大学は、そんな職種への教育にもっともっと力を入れればいいのになと思っています。

 

濱)おっしゃるとおりです、大学がないと、企業が生まれてこないですよね。

 

日)そう、その時点から出来たら、大学と地元の企業が連携して人材の育成を支援して、環境を整備するっていうことが、人材の育成ってもっとスムーズで速いと思うし。

 

濱)誘致企業とかも頑張ってやっていますが、コールセンターとか工場とかが多いですね。
沢山の雇用を生んでいるのは事実ですし、宮崎も人もそのおかげで暮らしていけていますので、否定をしているわけではありません。
ただ…すこし歯痒い気持ちにはなります。

 

日)うん、そこで生み出さいないとだよね、アラタナ大学作ればいいね!

 

濱)そうですかね、それサイバー大学の方が先じゃないですか?(笑)

 

日)いいじゃない、アラタナ大学。
地方と都市を比較すると「人材」この点に関しては、競争という意味でも地方が不利なのは間違いなくて。
それは本当に事実。
優秀な人材を自分達で「育てる」のか、世界から「集める」のか。
自分達の強みを活かすことが出来るのか、どう活かすのか。
宮崎という土地で、出来れば抜きん出る産業をつくりたいよね。
アニメーターとか、東京の秋葉原みたいに特化都市というかさ。

 

濱)そこまで特化しないと難しいですね。

 

日)何かの産業に特化して、宮崎はこれ!っていうもののイメージが付けば、自然と関連した人たちが集まるよね。
例えば、福岡にゲームがたくさんあるのは、大きなゲーム会社があるから。

 

濱)ゲームと言ったら、福岡だなというイメージがありますよね。

 

日)軸となる会社を中心に「ゲームをやりたい人たち」が集まるんだよね。
絵描きさんも技術者も多いし、そして集まった人たちが、その場所で働ける器ができていく。
都市としてはミニマムでありながら、人間同士の関係性も、暮らしの環境も全てにおいてちょうどいいサイズだから、あの街に住んだら離れないってみんな言うもんね。
食べ物も美味しいしね!

 

濱)環境がよい場所をベースにさらに産業を特化させて優秀な人材を呼ぶ・育てる、という成功例はたくさんあると思います。
宮崎もそのような事例を参考にしつつ、行政も加わって大きな視野で未来について考えていければ、さらにおもしろくできると思います。
僕は「地元の学校」にもっとフォーカスしていければおもしろいと思っています。
特に大学を中心とした学生や院生と企業がもっと協力していければいいなと。

 

日)例えば、大学と企業をつなぐような助成制度も、しっかりとしたものが確立 出来れば、共同開発・研究も進む。地域の成長にも繋がるし、結果として優秀な人材が育っていくよね。
こういう話は実現するのは相当ヘビーだけろうど、夢があって楽しいよね!

 

濱)はい、かたっぱしから実現していきたいですね!なんだか真面目な話が出来ましたね。(笑)

 

日)(笑)
自分が生まれ 育った宮崎とかそういうものにはね、できるだけ恩返しはして いきたいと思っています。
宮崎で1000人の雇用を生み出すと考えているアラタナには、これからも注目しています。

 

濱)日高さんにそう言われるとかなりプレッシャーですが、やる気を頂きました!

 

日高 裕介(ひだか ゆうすけ)
株式会社サイバーエージェント 取締役副社長 ソーシャルゲーム事業管轄
<略歴>
1974年生まれ 慶応義塾大学卒
1997年 株式会社インテリジェンス入社
1998年 株式会社サイバーエージェント設立 常務取締役に就任
2002年 同社専務取締役就任
2010年 同社取締役副社長就任
※掲載情報は2013年2月現在のものとなります。

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