ECコンサル アラタナはeコマースを中心とした「新たな○○を創造する」会社です!

ソーシャルコマース未来予報【第二話】共感の生まれ方〜「情報」と「物」の違い

アラタナ24hをご覧の皆様、こんにちは!
ソーシャルゲートウェイ担当、小川です。

 

第2回の今回から、ネットショップのソーシャルメディア活用について具体的に考えていきます。
では、さっそく本題に入りましょう。

 

なお、ソーシャルメディアと一言で言っても、
それぞれ特徴が異なり、全てを網羅してお話しすることが難しいので、
この連載ではFacebookを中心に考えていきます。

 

「共感タイミング」の違い

今回は最初なので、Facebookの基本である “いいね!” について考えてみます。

 

どんな目的でページを運営されていても、
目的を達成するには、必ず “いいね!” という『共感』が起点となるからです。

 

まずは、この “いいね!” の対象を、
「情報」(無形)「物」(有形)の2つに分けて考えてみます。

 

最初に、ご自分のFacebook上のニュースフィードに流れてくる投稿(記事)を見たときや、
外部のサイト上のページで “いいね!” したくなる時と、ならない時の心理的な違いを考えてみてください。

 

おそらく答えは、単純に”いいね!”と思ったかどうかでしょう。

 

では、もう1歩踏み込んで、”いいね!”と思った対象は何に対してでしょうか?

 

 

さて、みなさん『共感』を感じるのはどちらでしょうか?
おそらく①には”いいね!”をするけれど、②にはしないのではないでしょうか?

 

これは『共感』の対象であっても、
必ずしも “いいね!” がされるとは限らないということを意味します。

 

ではなぜ、欲しい商品なのに”いいね!”をしないのでしょうか?

 

それは、「まだ共感していない」からです。

 

どういうことかと言うと、
「情報」の場合は、
対象が情報という形のない物であり、読み終えた瞬間に自分の中で咀嚼・消化ができるので、
その時点で共感の対象かどうかを反射的に決めている

のです。

 

一方、「物」はどうでしょうか。
ネットショップで欲しい商品を見ていても、まだ手に入れていません。
だから、
WEBで見ただけでは何が良いのか本質的に理解できず、まだ自分の中で共感が生まれていないので、
目の前に”いいね!”ボタンがあっても押さない。
商品を手に取り、使って初めて良さを実感し、共感が生まれる

のです。

 

現に手元に商品が届き、触ったり使ったりして共感できたタイミングで、
スマートフォンで写真を撮ってFacebookへ投稿されているのは良く目にしますよね?

 

つまり、”いいね!”ボタンをWebページに設置しても、
“いいね!” したいタイミングは「情報」と「物」で異なる
ということです。

 

    タイミングが合わなければ押されない。
    そして、押されなければ拡散されない。
    さらに、拡散されなければ新たな『共感』は生まれない

のです。

 

  • 情報=タイミングとボタンの場所がマッチしている。
  • 物=ボタンは今目の前にあるが、いいね!したいタイミングは未来。
  •  

    これがネットショップ上で「いいね!」がされにくい理由です。

     

    物と情報の共感タイミング

     

    ソーシャルコマースとは?

    「ソーシャルコマース」という言葉を耳にしたことがある方も多いと思いますが、
    いまいちブレイクスルーが起きていない背景には、私はこの共感のタイミングも一因だと考えています。

     

    大手リサーチ会社の調査では、
    Facebook上で見た商品・サービスに興味を持ったことがある人は全体の約50%、
    そのうち実際に外部サイトで詳しく検索したことがある人は、なんと60%にものぼっていました。

     

    そうです、実は見えない形で秘かにソーシャルコマースは発生しているのです。
    だから、私たちは「共感」と「購買」の因果関係を目に見えるカタチにしていく必要があるのです。

     

    まさに今、この因果関係を可視化する新しいプロダクト作り真っ最中です!
    もう間もなく日の目を見るであろう、このプロダクトの裏にある考え方を、
    この連載を通じて少しでもお伝えできればと思いながら書いています。

     

    さて、今後この連載を進めていくにあたり、
    ここで「ソーシャルコマース」という用語の定義を明確にしておきましょう。

    【ソーシャルコマースの定義】
    ①Facebookなどのソーシャルメディア上で購入まで完了するECの一形態
    ②ソーシャルメディアで見た情報に共感を覚え、それがトリガーとなり物を買う行為

     

    「ソーシャルコマース」の定義は①のみを指すものと認識されている方もいらっしゃるかと思いますが、
    この連載では上記②を「ソーシャルコマース」の定義として話を進めていこうと思います。

     

    なぜなら①は単に店の「場所」について言っているに過ぎないからです。
    モールに出店するか、独自ドメインのショップを開設するか、はたまたFacebook内に開店するかという、
    ショップ開設場所の選択肢の1つがFacebookであるだけで、そこにソーシャルメディアの特性は何も関係ありません。

     

    弊社ソーシャルゲートウェイもFacebook内での決済完結型を採用していますが、
    これは、外部遷移を伴わないことで離脱を下げるという、コンバージョン率を上げる改善施策です。
    この本質や、経緯を間違わないように気を付けましょう。

     

    元々「ソーシャルコマース」とは、Facebookなどのソーシャルメディア上の友達の投稿に対する
    共感を起点とした『共感消費』という消費形態を指していましたので、
    この連載では、この位置づけで進めていきます。

     

    さて、ではこの辺で今回のまとめをしておきます。

     

    【今回のポイント】

  • 「情報」と「物」では共感するタイミングが違なる。

       ⇒「情報」は“その瞬間”、「物」は購入時ではなく“使った時”

  • 「ソーシャルコマース」とは、「購買の場所」ではなく、投稿をトリガーとした『共感消費行動』
  •  

    今回は”いいね!”を例に共感が生まれるタイミングについて考えてきましたが、いかがでしたでしょうか?
    少しはお役に立ちましたか?
    次回は、「Facebook利用目的の「個人」と「法人」の違い」を中心に考えていきたいと思います。

     

    今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
    ご意見、ご感想など、どしどしお待ちしております!

     

    それではまた次回お会いしましょう!

    この記事を書いた人

    EC業界の今