「数字が上がるのが自分事のように嬉しい。」エンジニアもマーケッターも口を揃える、ECサイトの面白さとは

フロントエンドエンジニア 高見和也(写真左) × マーケッター 青木千佳(写真右)

広告だけでなく、プロジェクト自体にコミットしたマーケティングをやりたい

高見 青木さんは前職ではどのようなお仕事をされていたんですか?

青木 前職はネット広告代理で、1000人くらいいる大きな会社の広告の運用コンサルをやっていました。ほとんどディスプレイ広告でしたが、YDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)、GDN(Googleディスプレイネットワーク)、インフィード広告、あとはアトリビューション分析などをやっていました。

高見 大学ではWebに関することを学んだりしたのですか?

青木 いえ、大学では全然やっていないです。大学は生物系だったので、無菌室が並んでいる部屋で作業をしながら、細胞の研究をしていました。土日も細胞を見に行ったり、餌をやりに行ったりしなくてはいけなくて、そのせいかもう研究が嫌で嫌で(笑)。

就職では広告がやりたくて「広告代理店にいきたい!」と思ったのですが、そのときすでに大学4年生。就職活動を始めたのがとても遅かったので、もう間に合わないと思って大学院に行きました。「私、全然研究に興味はないのですが、就活のために大学院に行っていいですか?」と教授に聞いたら、「応援するよ」と言ってくれて、すごくいい先生だったんです。必要最低限の与えられた作業だけをひたすらこなして卒業し、前職のネット広告代理店に就職しました。その後転職して、アラタナは二社目ですね。

高見 そんな大変な思いをして、念願叶って新卒で大手広告代理店に入ったわけですが、入ってみて実際はどうでしたか?

青木 新社会人の誰でもそうだと思うのですが、勤め始めた最初の三年間は大変でした…。最初はアドテクノロジーに携わっていて、アトリビューション分析などをやったり、第三者配信ツールを自分たちで入れていったり、DSP(Demand-Side Platform)の運用をしたり。

その後、だんだんとYDN、GDNといった王道の媒体運用をやりたいと思うようになり、媒体をシフトしながらディスプレイ広告の運用と分析をやってきました。

高見 その後、退職されてアラタナに入社されましたが、前職を辞めた理由は何だったのですか?

青木 一番の理由としては結婚したことが大きいのですが、もし結婚がなくても、辞める時期だったように思います。

高見 希望通りの広告代理店で活躍し、順調なマーケッターキャリアを積んでるように思いますが、辞める時期だったとは?

青木 広告はプロモーションの手段の一つでしかなくて、もっとプロジェクト自体にコミットしたマーケティングをやりたいと思うようになっていました。マーケティング自体に興味を持ち始めて、広告だけではなく、例えばLPやWebサイトといったものにも関わっていきたいと考えてたんです。

高見 そういった意味では、今アラタナでやっている、マーケティング事業部のディレクターのお仕事はまさにぴったりですね。広告だけではなく、ECサイトの売上を上げるために全体を見ながら、LPやWebコンテンツを含めたあらゆる施策を考えないといけない。

青木 本当ですね。

高見 アラタナに入社を決めたきっかけは何だったのですか?

青木 結婚相手の職場の関係もあって、もともと宮崎に行きたいと決めていて、知り合いの紹介からアラタナを知りました。今までやってきた知識やスキルを活かした仕事がしたかったんです。

高見 広告運用の経験が豊富な方の需要は本当に高いですよね。広告運用は経験が必要なので、なかなか一朝一夕ではできません。業界のノウハウやその読みも含めて、”経験”に価値が出るように思います。

マーケッターが感じる課題にエンジニアが技術で応えることで「生きたツール」が作れる

高見 僕らECサイト制作のエンジニアにも、広告やマーケティングの知識が当然必要で、ECマーケットの成長に合わせて、覚えるべきマーケティングの知識が増えます。アラタナはWebサイトの中でもECサイト制作を専門にしている会社なので、「サイトを公開したら終わり」というわけにはいかない。ECサイトは公開してからがスタートなんです。だから、制作したECサイトの売上を上げる技術も身につけていかなくてはならない。売上をあげるECサイトを作るのが我々の仕事のはずです。

青木 マーケッターとしても、プログラムの知識がすごく欲しいんですよね。「これがやりたい!」と思って、お客様と話しながら盛り上がることがあるのですが、いざエンジニアに相談してみると「うーん、これはちょっと大変だよー」と返事をもらう場面もあって。マーケッターではその技術的な判断がはっきりつかない。何年かWebに携わってきて「これは大変そうだな」と少しは分かるようになってきていますが…。

高見 僕はいま、マーケティングの仕事にも少し関わっていまして、ECサイトの売上を上げるためのツールなどを作っていきたいと思っています。マーケッターの皆さんとディスカッションしながらアイデアを出していきたいですね。エンジニアやデザイナー側からの提案ばかりではなく、お客様の声をダイレクトに聞いていたり、運用上の小さな課題に対応しているマーケッター側から提案することで、そのツールはきっと「生きたツール」になるのではと感じています。

青木 現場のマーケッターこそ、自分で実現できないという小さなもどかしさを感じているので、アイデアはたくさん持っていると思います。

高見 今はオープンデータやビックデータなどもあるので、そういったものを活用するとか、色々とアイデアを集めて、他社が出しているツールに頼らずに独自性を出していけるポイントを作っていきたいです。また、ツールを契約したけど、そのまま使わずに放置していたりとか。ツールは使いこなせて初めて売上につながるんですよね。

青木 どんなツールもPDCAサイクルを回せないと意味がないですもんね…。よくあることとしては、メルマガツールは特に放って置かれがちですね。メルマガってまだまだ既存ユーザーへの効果が高いんですけど、ツールを導入しただけで使っていないケースも多い。

高見 メルマガって、なんだかんだ言ってもまだコンバージョン率は高くて、効果があるんですよね。メルマガ一つで売上げもだいぶ変わると思います。開封率をGAで確認できるようにしておいて次に活かすこともできますし。

青木 先日、お客様のメールマガジンを作成していたときに、GoogleAnalyticsで確認できるようにパラメータを振ったんですけど、そのお客様が利用しているカートシステムだとPCとスマートフォンでURLが違うんですよ。メルマガはどのデバイスからでも見れるので、流入元の殆どがDirectになっちゃうんです。アラタナが展開しているECパッケージならそんな問題は起きないのですが…。この場合ってどうすればいいのでしょうか?

高見 開いた先のユーザーエージェントを取得してURLを変えることができます。メルマガ側をかえるんじゃなくて、リンクの飛び先を変えます。ユーザーエージェント、つまりどのリンクから飛んできたかによってredirectをかけちゃうんです。もちろん参照元が変わってしまうのでそのあたりを調整といけませんが、それでパラメータもつけることもできますね。

青木 それ、あとで詳しく相談させてください(笑)。まさに、マーケッターとエンジニアの、こういうやりとりが必要なんですよね!

高見 そうそう、まさに今のがいい例で、マーケッターが悩んでいる部分と、エンジニアがやれることとの間に、温度差があるんです。エンジニアとディレクターでペアを組んでやってもいいくらいだと思っています。マーケッター二、三人に対してエンジニアが一人つくようなチーム感。そうなると、まだまだエンジニアが必要になりますね。

青木 エンジニアの人は、マーケティングの知識を知りたいですか?

高見 知りたいと思っているエンジニアは多いと思います。自分が実装したカスタマイズで売上が上がったのかどうか知りたいはずですよ。

青木 そこですよね。最近は、それぞれのコンテンツを作ってもらった後、ECサイトの売上やコンバージョンがどう変わったのかを、数値としてエンジニアに伝えるようにしてるんですよ。そしたら「数字出してくれてよかった。成果がわかりやすかった。」と言ってくれて。もちろんその数値はお客様にも伝えるようにしていて、良くなかった結果も出すんですよ。「この施策では効果は変わりませんでした。その理由としてはこういったことが考えられます」というように。

高見 マーケティングの施策では、良い結果ばかり伝えるのではなくて、良くなかった結果も共有することで「じゃあ次はどうしましょうか」という改善案を出す方向の話ができますよね。

「数字が伸びると嬉しい」。エンジニアもマーケッターも口を揃えるECサイトの面白さ

高見 ECサイトだからこその面白さがあると思っています。例えばおしゃれなスライドショーをWebサイトに入れても、その機能で何がどう変わったのかを実感することはあまりないと思うのですが、ECサイトのカスタマイズは「売上」「訪問者数」などといった数値で効果測定ができますよね。僕は、売上が上がったのか下がったのかで一喜一憂したい人なんです。お客様の予算に対する緊張感とか責任感とかを感じたいし、ECサイトを取り扱う今の環境だからこそ、それぞれのWebの機能に価値が見える気がします。一方で、マーケッターの人たちがマーケティングを好きな理由ってなんでしょうね?

青木 やはり数字ですよね、結局、売上や訪問数が伸びるといったことが自分の事のように嬉しいです。自分が提案した施策で売上が伸びるとお客様もうれしいし、自分も嬉しい。みんなハッピーなサイクルになります。

高見 ゴールはやっぱりそこですよね。マーケッターにしろエンジニアにしろ、数字が上がるということは嬉しいことです。カスタマイズした結果をエンジニアに報告してあげたりすることでチームのモチベーションも上がると思います。モチベーションが上がることで、技術側からも「じゃあ次は、こういうやり方もあるのでやってみませんか?」と主体的な一言が自然と生まれたりする。僕で良ければ死ぬほど提案がありますけど(笑)

青木 教えて教えてー(笑)

今後アラタナに入社を考えている方へのメッセージ

青木 「マーケティングってなんだろう」と自分なりに考えてたときに、最終的に誰かから「ありがとう」を言われたくて仕事をしているように思っています。誰かとはユーザーかもしれないし、クライアントかもしれない。まだ目の前に見えない人に対して喜びを作っている気がいていて、すごくやりがいがある仕事だと思います。「ありがとう」と言われたい人はぜひ入社してください。

高見 アラタナは、普通のWeb制作会社では身につかない・身につけることの出来ない技術が、たくさんある会社です。ECサイトに関することを最初から最後までやっている会社なので、うちに来たら、ECサイトのことが全部わかります。

エンジニアとして、マーケティング、UI・UXなど身につけていき、特に数字を相手にして、自分が作ったカスタマイズやプログラムがお客様のサイトにどう影響するのかということをダイレクトに体感できます。Webサイトを作っておしまいではない、継続的運用や改善を見ていけるという所も面白さの一つですね。

いろんな知識や技術に主体的に興味を持ち続けることのできる人なら、アラタナのエンジニアを楽しめると思いますので、ぜひアラタナに来てほしいです。

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